薔薇の伯爵とワルツを
」のレビュー

薔薇の伯爵とワルツを

サラ・マロリー/富樫じゅん

絵柄は綺麗だけどストーリーが…

ネタバレ
2025年5月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 此方の時代設定、女性が現代のように離婚や別居を簡単にできる時代ではないし正式に離婚が多分認められないから「失踪」という形でヒロインが逃げたのは分かります。
ですがそこまでして夫から逃げ出したのにあっさりよりを戻して、特に夫の不貞関係を不倫相手が宣言しただけで夫に一切確認しないまま勝手に失踪し、お腹の子供が流産した後の処理もおざなりなのは「結婚を舐めていたのでは?」としか感じず、既婚者が読んでも絵柄は綺麗なのにストーリーがハーレクイン小説なりに雑だな…と感じました。
不倫したわけでもないのに戦争に派兵されて命がけで戦ってきたら、妻が勝手に知人の嘘を信じ込んで失踪した挙句、妻が妊娠していた子供も流産で死んでいたというお相手男性がとにかく可哀想で、よく再構築できたな…と現実味を感じませんでした。
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