お針子令嬢と氷の伯爵の白い結婚
」のレビュー

お針子令嬢と氷の伯爵の白い結婚

岩上翠/サザメ漬け

白い結婚

ネタバレ
2025年5月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公の子爵令嬢セラフィナには生まれつき魔力が備わっていないこともあって両親からは落ちこぼれ扱いされていた。
魔力だけではなく外見も地味なセラフィナは華やかな容姿を持った妹のミリアムと何かと比べられることが多くそれがより一層彼女のコンプレックスを刺激していた。
そんなセラフィナの心を溶かしたのは奇跡の騎士と呼ばれる婚約者のコンラッドだった。
彼がいることで自分を肯定できるセラフィナだったがある日突然コンラッドから婚約破棄を言い渡されてしまう。
理由はコンラッドがミリアムと浮気していたことだった。
二人の表情から自分が入っていくことができないと察したセラフィナは婚約破棄を受け入れる。
しかもこの二人のことを両親は知っていたみたいで自分ひとりだけがまるで道化になったかのような気分になっていた。
その気持ちを大好きな刺繍にぶつけるかのように大作を作り上げたセラフィナ。
そんな彼女に氷の伯爵と呼ばれるアレクセイ・ミドルトンから白い結婚を申し込まれ…。

つらい場所から抜け出せるなら契約結婚も悪いものではないと思った。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!