ヤクザとれんげ
」のレビュー

ヤクザとれんげ

えるべろす

仄暗いエロが好きな方におすすめ!!!

ネタバレ
2025年5月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ まさに泥中の蓮。ヒーローは裏社会の掃き溜めの中に鶴を見つけたのでしょうね。
まともな家庭では育っておらず、性欲処理の道具として生きてきた主人公、その悲惨なバックボーンと脆く儚げな雰囲気が庇護欲をそそります。
ヒーローが彼女に惹かれた理由がわかる。
もっと自分を大事にしてよお!!!!!!!!!!!でも俺も抱きたいしチャンスがあるならそりゃ抱くわな。

テーマが重めでストーリーが練られていて女性漫画寄りかもしれませんが、仄暗いエロが好きな方は刺さりそう。
主人公にとってこれまでの行為に特別な意味もなく道具のように使われることが日常で、自分を大切にするということすら何なのかきっと知らないのだろうなと。
それがヒーローの深く複雑な愛に絆されて、人間らしい感性を培っていくのだと思うと今後が楽しみです。
ヒーローの立ち位置もまた良いですよね〜〜、本気になってはいけない、踏み込んではいけない、そういう葛藤があるの大変萌えます。

ある意味、ヒロインも無自覚に魔性の女でニコニコです。
これをビ◯チなんて簡単な言葉で一括りにしてほしくはないけれど、ヒーローと心を通わせてだんだんまともな倫理観が育ってきた頃に、周りから「所詮下の世話係」だと蔑まれたり揶揄されたりして、ヒロインの中でも新たな葛藤が生まれたりするのかな…なんて妄想しました。
自分がしてきた行為を自覚する頃にはもう純真無垢で綺麗だった体には戻れなくて、それでも彼の傍にいたいと願う愛が、純愛でなくて何なのか…。(後半ただの妄想なので大草原ですが)
ン〜切ない!切ないエロ大好き!笑
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