スイもアマイも
」のレビュー

スイもアマイも

市ヶ谷茅

いまに至るまでのふたりの道のり

ネタバレ
2025年5月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買いです!”けむにまかれて“”センセイ・コレクション“など味と深みのある人物像を描くのがお上手な印象です。
元消防士の清嗣さん(きーちゃん)と元三つ星レストランのシェフの修志さんは幼馴染から恋人へ。
子どもの頃の出会いから、ふたりの再会、大切な連れ合いになってのいま。
様々な時間軸で進み、それぞれに印象的なエピソードがあります。ジーンとしたり微笑ましかったり…
修志の母親(毒親)が亡くなり、悲しめない自分を責める修志さんに言ったきーちゃんの言葉が深く優しかった…
人の死に触れたことのあるきーちゃんだから言えた言葉だろうな。
修志さんの作るごはんを一緒に美味しそうに食べるきーちゃん。
こんな風に毎日を丁寧に、笑顔が絶えない日々が送れたら幸せですね。
修志さんのお姉さん美寿代さんのアネゴ肌で有言実行な性格がかっこよかった。年下の昇さんとお幸せに〜
ホッとする穏やかな読後感に満足です!
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