このレビューはネタバレを含みます▼
ベリルなんだろうなぁ。
1巻最初の騒動で、王族や高位貴族の婚姻政策の重要性について話しているけれど、バカ王子には、本気で恋や愛にうつつを抜かしたいのであれば手柄を立てるべきだとも言っている。
次の騒動で皇女殿下は、簡単に婚姻政策の駒として使われないように自分の価値を高めてきたと言っているし、愛する相手がいるようなことも言ってる。
ベリルと2人きりの時の会話もラブラブだしね。
つまり、皇女殿下が小さい頃から忙しくしていろんなところで手柄を立て価値を上げいろんな人に恩を言っているのは、婚姻政策の重要性を理解しつつ、皇女としての責任を放棄することなく、それでも添い遂げたい身分違いの相手と添い遂げるために、婚姻以外の手段で国へ貢献することで政略結婚の駒にならずに済むようにしてるんだな。
そしていつか積み重ねた功績を突きつけて、褒美として愛する人との結婚を望むのかもしれない。
かっこよくていじらしい皇女殿下ですね。