嫌われ妻は、英雄将軍と離婚したい! いきなり帰ってきて溺愛なんて信じません。 【連載版】
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嫌われ妻は、英雄将軍と離婚したい! いきなり帰ってきて溺愛なんて信じません。 【連載版】

コヤマナユ/柊一葉/三浦ひらく

タイトルどうにかならないの

ネタバレ
2025年5月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「なんで君なんだ…」政略結婚の見合いの席でつぶやいた言葉が、初対面ではないことを示し、誤解を生じさせるための伏線であることはありありとわかるので、答え合わせを楽しみに読み進められる。一目ぼれの相手を守れる騎士になろうと努力した結果であることは想定内だったが、さらに主人公と妹が身売りされそうになっていたのを止めていたこと、没落した父親が子どもたちのために、姉の婚約者からの贈り物を姉に知らせずに売っていたことなど、誤解も致し方なしの事案は納得の量ではある。放置されていると思い込んでいた夫によって10年無事に暮らせていたわけだが、知らなかったとは言え、10年戦地で過酷に国を守ってきた夫に対して、ねぎらいの言葉もなく逃げ回る主人公の態度には、同情は夫の方にしかできない…。
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