黒衣の竜王子と光の王女
」のレビュー

黒衣の竜王子と光の王女

水島忍/周防佑未

オススメです

ネタバレ
2014年11月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全身黒ずくめの竜王子と呼ばれる辺境の地の領主がヒーロー、金髪の月光姫と呼ばれる美しい王女がヒロイン。
隣国との戦で、父王に敵国の将軍を倒せば、褒美としてヒロインを娶らせるとお触れを出されてしまう。
ヒーローは将軍を倒して国を守り、ヒロインはヒーローの領地へと、嫁ぐことになる。
今回のヒーローは傲慢系ですが、カリスマ性があるタイプで、セリフがストレートで男らしくて、素敵でした。
ヒロインは、自分をしっかり持っていて、国民の事を一番に考える優しい心を持っています。
気位が高いというか、負けず嫌いなところがあり、ヒーローや周囲の人の辛辣な言葉にも、毅然として切り返します。
中盤、ちょっとイラっとくる場面もありましたが、こちらのキャラクターも良かったと思います。
お話の方は、お決まりのすれ違いや、分かりやすい悪役などがありますが、王家やヒーローの秘密、陰謀などで盛り上がり、とても楽しめると思います。
ヒーローの激おこはちょいちょいありますけど、それなりに甘さもあって、良いですね。
もっと長いお話なら、読み応えあったのでは?と、物足りない程、ページ数が少なく感じました。
国のその後の様子なども知りたいですね~。
残念です。
イラストはカラー以外は苦手でした。
それにしても、あとがきにありましたが、これが160冊目の作品だとか。
凄すぎる…。
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