この手を離さないで【単行本版】
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この手を離さないで【単行本版】

咲本﨑

この手を離しちゃダメ

ネタバレ
2025年5月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ α主義の家庭にΩとして生まれ、ずっと蔑まされてきた雅、蔑まされたというより育児放棄DVです(怒)。
転校してきたαの晴斗に最初はケンカ腰の雅、痛々しいほどの雅の心と体を晴斗が癒やし両思いになるまでが1巻。
2巻は大学になり一緒に暮らし、晴斗と対等でいたい雅の気持ちや晴斗の初めての嫉妬などでの言い合い、そしてより強い絆で結ばれます。
3巻は晴斗があの両親に(決別の)挨拶へ。雅のこと好きで心配してるけど素直になれない弟(α)はあのままでしょうね。
そしてやっとプロポーズ。幸せな家庭がわからない雅はずっと悩んでいましたが、晴斗とやっと前に進めました。

後半になるほど雅が泣いてるんです。それまでは一人で泣くことも出来ず頑張ってきて、晴斗と出会い大事なものができて、やっと泣けるようになったのがわかります。
常に晴斗がちゃんと雅に寄り添っているので、辛いストーリーでしたが安心して読めました。
本編が読みたくて読みたくて、小冊子2編とsecond timeはすっ飛ばしてしまいました。
これらも楽しみー。
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