このレビューはネタバレを含みます▼
包帯公爵と呼ばれる呪われた姿のアルフレッド様と盲目の歌姫、シエラの純愛物語。よく、人は見かけではなく中身が大事というテーマの透明人間や野獣が主人公は他でもありそうな物語なのですが、この作品は呪いや謎が多く、ミステリアス。何より公爵家の内装や調度品の豪奢さ、マントやドレスのアクセサリーなど、細かなところもTheヨーロピアン!で美しくうっとり。世界に浸れます。
愛と幸せを拒むアルフレッド様に対し、真っ直ぐに恋心を表すシエラは、か弱そうに見えて凄く芯の強いカッコ良さを感じます。包帯に巻かれた公爵様の声と立ち振舞いだけで素敵な人だと見抜いていて。読んでいてアルフレッド様のスマートだけど寂し気な姿に自分も惹かれ。。。
この作品を原作にして、是非ともミュージカルをにして欲しいなぁと空想してしまいました。とても美しい豪華な舞台セットに素晴らし歌声と音楽。芸術の神ミューゼが見守る夢物語。絶対良いと思うんですけど(笑)