滅法矢鱈と弱気にキス
」のレビュー

滅法矢鱈と弱気にキス

腰乃

単行本、待ちきれず⋯⋯

ネタバレ
2025年6月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊が出るとネットにあったんですが、待ちきれず単話購入。2巻の続き、気にならないはずがない!
概ねこうなるだろうと予測がついたので余計に待ちきれず。

単話、読んでる間、涙止まらず。腰乃先生、泣かせ上手ですよ。この物語を読み始めた時、自分が泣くなんて思ってなかったです。(前巻も泣いた)
どんなに悲惨な設定のBLでも、俯瞰して読んでいたのに、俯瞰なんてとてもできず。設定が悲惨なΩバースなんてごろごろあるのに、この物語はわたしを泣かせてくる。心を打ってくるんです。

ずーっと自分だけのαを待ち続けた静香の気持ち、まだαになったばかりで戸惑うばかりの16歳、横須賀の気持ち。どっちもキリキリ伝わってきて、切ないばかりです。
ああ、単話を買ってしまったけど、また生殺しに戻ってしまった!!!
静香は、静香はどうなった!?
ねぇ、先生、早く教えてください!!!
って、これなら単行本待てば良かったんだろうか⋯⋯。
でも続きが気になって眠れなかったもので。

いろんなΩバースありますけど、この作品、本当に読んでほしいです。コメディからのシリアス展開。上手い! 次話への引っ張りも上手い! 一度、読み始めたらぐいぐい読まされてしまうこと請け合いです。
もしかしたら絵が苦手、という方もいらっしゃるかと思いますが、キャラが立っていて、気にならなくなると思いますので。

いつも長ーいレビュー書いちゃうんですけど、この作品はこれ以上書けません。とにかく主人公たちの気持ちの動きに揺れながら読んでいただけたら幸いです。
静香先生、大好きです。
こんな素敵な物語をありがとうございます。
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