勘違い結婚 偽りの花嫁のはずが、なぜか竜王陛下に溺愛されてます!?
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勘違い結婚 偽りの花嫁のはずが、なぜか竜王陛下に溺愛されてます!?

絹莢にえり/森下りんご/m/g

ミレーユが可愛らしい

ネタバレ
2025年6月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公ミレーユ、素朴だけど可愛いデザインで好感。性格は大袈裟気味のリアクションに、哀しい子ども時代を経てもなお性善説で自己犠牲の塊。描き方によって嫌な感じに見えそうなんだけれど。ヒロインのキャラ設定とバランスを取るように、彼女の善さを愛して助ける乳母や侍女、嫁ぎ先の待遇などがあるので、ヒロインが人畜無害の善人に見えやすくなっていて、好感が持てたかなと思います。ストーリーは、何故揃いも揃って勘違いなのか、ネズミ国の父王は勘違いなのかあえてミレーユを騙しているのか、妹はミレーユをどう思っているのか、その辺りが1巻ではまだ釈然としないかな。
ルルが生まれた時の描写で赤子も幼女も指先(爪)が尖っているのだけれどネズミだからなのね、と絵師さんがディティールに拘っているのが感じられました。嫁ぎ先の侍女軍団の眩い美しさと、護衛男子軍団のモブ感の対比もすごく良かったな。ミレーユと嫁ぎ先周囲の人々の関係性がほっこり。嫁ぎ先の侍女の方々が困っているのも、ネズミ族との相性で何か不思議なフェロモン(?)問題的な話がありそうです。
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