えー…こんな漫画力低くなかったのに…

絵がとにかく上手くてきれいで、ギャグセンスも尖っててたたみかけるような展開が楽しい作風だった。今回もそれは同じ。同じなんだけど、漫画としての完成度がちょっと、編集の技量なのかなんなのかガタ落ちしてて愕然とした。誰のセリフなのかわからない部分がしばしばある、なんでこのコマ挟むのかわからない、構図がおかしい、白続きの背景、そこで話切るの？などなど…
エロシーンはがっつり入ってる。連作の表題作以外は、違和感あるけどそれほどでもない。描きたいもの描いたと巻末で作者がコメントしてたけど、ほんとに描きたいものしか描いてない感じ。同人なら神と呼ばれるけど商業誌に載せる完成度ではないような…

エロは多いから、エロ目当てなら気にならないと思う。漫画作品を期待すると残念な気持ちになるかも。