このレビューはネタバレを含みます▼
お転婆で問題児のヒロイン、過去に女性に裏切られた事がトラウマとなり、女性不信の引きこもりヒーロー。
大叔母の大切にしていた宝石箱を取り戻す為、侯爵家へ未亡人の振りをして訪れ、ヒーローの絵のモデルに志願する。
前半は、ヒロインを気に入り、あの手この手で口説いてくるヒーローとの駆け引きが、甘さもあって楽しめました。
後半は、ヒロインの素性が分かり、騙されていた事を怒って、水島さんヒーローらしい居丈高で傲慢な態度で冷たくヒロインを扱います。
前半、あんなに生き生きとしていたヒロインも、徐々に元気を失い、魅力を失い、ハラハラする展開に。
気の強いヒロインなので悲痛さはないものの、前半の雰囲気が良かっただけに残念です。
でも、水島さんのヒロインの中では珍しいタイプだったので、なかなか面白いと思いました。
絵は、綺麗で、ヒロインがとても可愛らしかったです。
乙女系小説に合っていると思います。