このレビューはネタバレを含みます▼
親の離婚（浮気癖のあるクズな母親のせい）で、自分の学費生活費を得るために、バーでバイトを始めた苦学生のヒロインと、バーのお客さんで紳士で大人の なあしながおじさんの愛人契約のお話。愛人契約と言っても、小暮さんの奥さんとはパートナーのようなお互い干渉しないスタンスの夫婦関係で、お互い少しずつ恋愛感情を育んでいたし、惹かれあってたと思う。それでも、未来のあるヒロインの成長を応援しようと、約束通り大学を卒業するまでで、愛人契約は終了。大学生活を支えるだけの関係で別れてしまう。
それからしばらくして、小暮さんの友人とヒロインが遭遇し、すでに小暮さんが亡くなっていること、病気で苦しんでいる時も自分のことを思ってくれていたことを知り、小暮さんの愛情の深さをしっかりと受け止めるヒロイン。悲しい別れだったけど、きっとこれから先もちゃんと生きていくんだろうなって思わせてくれるお話。涙なしにはみられなかったです。
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