前世は冷酷皇帝、今世は幼女(分冊版)
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前世は冷酷皇帝、今世は幼女(分冊版)

遊喜じろう/まさキチ

題名がおかしい。何で“幼女”なんだ?

ネタバレ
2025年6月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 題名がおかしい。題名に“幼女”とあるが、結婚出来るような年齢と身体なのに“幼女”の訳が無い。
そっちの方が好きな人間なら飛びつく者も居るのかも知れないが、普通にハイティーンぐらいのヒロインが好きな一般的な読者なら、いきなり題名だけで選択肢から外れる事になる。
 実に勿体ない事である。
 また、前世の人格が現世の人格と別れて存在し、それぞれが脳内で会話するという設定は初めて見た。
多くは誕生時から前世の意識が有る(=それだけで既に“チートスキル”)か、又は丁度活躍しごろのハイティーンぐらいの年齢になって前世の記憶を“思い出す”といったパターンが大勢である。
※過去の人間の意識が現世の人間に憑依して“乗っ取る”というパターンも有るが、それだと現世のヒロインを“殺した”ようなものなので、読者としては“罪悪感”が残る。
 まあ、本作のような珍しいパターンについては、“転生”しても自我同一性が無い訳で、好みが別れると思う。
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