このレビューはネタバレを含みます▼
永田カビさん、まず絵が可愛くて、そして病の描写が克明かつマンガとして面白い。
エッセイとして救いはないので読後感は良くないし、合わない人には全く合わない作家だと思う。
純粋にエピソードだけ抽出すると「うわやば」としかならないんだけど、マンガとして魅力的なのでつい読んでしまう力がある。
こちらは単話版『グルメでGO』を単行本1冊にまとめたもの。前回よりは内容に近いタイトルになっていると思うけど、今回も『過食嘔吐用に買うコンビニコロッケの良さ』とか『アル中になって24時間飲み歩いてたときのタイムテーブル』とかです。うん、歪んだ食レポですね。
なのに絵が可愛くて、つまみとかも美味しそうに見えてしまうんだよな…不思議。
デビュー作エッセイや続編を拝読したけど、その前から患ってらしたのね…エッセイとはいえ、描かれることは現実のほんの一部なのだな。