わたしの好きな人は、
」のレビュー

わたしの好きな人は、

ももたあこ

各々の恋事情とその描写が面白い

ネタバレ
2025年6月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 40を過ぎたおばちゃんになっちゃいましたけど、恋模様を見物するのは楽しいものです(笑)
婚約者と気になる人の間で揺れる主人公、それを【非難】ではなく【心配】する友人たち。主人公もこのままでは駄目だと気持ちにケジメを付けるため結婚式を延期した婚約者が突然訪問してきたタイミングで別れを切り出す潔さ。でも婚約者のその行動は実は主人公の同じ会社の社員の入れ知恵でその社員は主人公の気になる人と少し良い雰囲気なので嫉妬から来る行動かと簡単に憶測できる悪女ポジ。

それぞれのキャラの行動や心理状況はある程度「あ〜…分かる〜」って思うのに「このあとどうなるんだろう?」と展開が気になるストーリー構成に無料分だけ読むつもりがつい購入に至ってしまうくらい私には読み応えがありました。
主人公は婚約者とは別れた。気になる人は「待ってる」と言ってくれた。さぁ!これからは自分が行動を起こさなきゃ!ってところなのに会社の悪女(笑)のせいで肝心の気になる人は主人公と婚約者の関係を誤解したまま。
確実に両想いなのに互いの認識に行き違いがある両片想いな現状(10巻まで)に年甲斐もなくキュンとしてます(笑)
いいねしたユーザ9人
レビューをシェアしよう!