トスカーナの魔法
」のレビュー

トスカーナの魔法

篠崎佳久子/キャサリン・ジョージ

なんか…サムの方が…

ネタバレ
2025年6月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 篠崎先生の作画はいつも通り素敵でした。でもお話はダメでした。「照れくさくて好きと言わなかった」って、そもそも雇い主と子守りでしかなかったのに「愛が先にあって結婚を申し込んだ」というなら「愛してる」は絶対に必要じゃない?照れくさいとか言ってる場合じゃない。いくら妹の相手が当時既婚者だったからって、実の父親なんだから会いに来てる以上は真実を話すべきでしょ…と思うし、妹をずっと元妻だと嘘ついてたのも(プロポーズより後なの?そういう問題って…)不誠実すぎる。ヘスターは一生に一度の結婚式と、本来幸せに過ごせるはずだった婚約期間を深い絶望と悲しみで過ごしてしまった。それを見抜くこともできない、何の責任も感じてないボンクラで驚きました。「ドレスと指輪買ってあげるからさ~俺が嘘ついてたとかどうでもいいじゃん!晩メシふんぱつするからさ機嫌治しなよ~」とか言い出すカスしぐさもだけど、本当に…顔以外のどこにいいところがあるの?こんな男は放っておいて、ヘスターはサムと恋に落ちて欲しかった。使用人夫妻としてローリーを目一杯可愛がってお世話してあげたらよかったのに。
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