このレビューはネタバレを含みます▼
最初、主人公の美咲のマウントが凄く嫌味に感じて、「何て嫌な主人公！ひどい目に遇えばいいのに」と思っていましたが、瞳の何を考えているか分からない不気味さ・腹黒さと、美咲の幼少時代に全く実母から認めてもらえなかったコンプレックスが気の毒になり、成長する過程で、如何に、子供の自己肯定感を上げてあげられるようにするかが大切だなぁって改めて思いました。今では続きが気になり、『美咲！頑張れ！素敵な旦那さんととってもいい子の紬ちゃんがいてくれて、それでいて仕事もしながら子育てするワーママで立派だよ』という気持ちで読んでいます。
でも、いくら何でも、スイミングのテストで自己記録を更新した日に「退会させて頂きます」という美咲母は、いくら有名な小説家で誰もが羨む才能があったとしても、なかなか成長の芽を出さない娘に対して食事すら一緒に食べないなんて酷すぎると思います。
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