チートスキル『死者蘇生』が覚醒して、いにしえの魔王軍を復活させてしまいました ~誰も死なせない最強ヒーラー~
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チートスキル『死者蘇生』が覚醒して、いにしえの魔王軍を復活させてしまいました ~誰も死なせない最強ヒーラー~

はにゅう/りすまい/shri

復讐をする話にしては緩すぎる

ネタバレ
2025年6月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何の制限もなく死者を蘇生できるというチートなスキルを持つ主人公が、そのスキルが危険だからという理不尽な理由で仲間にも裏切られ処刑されてしまうが、死者蘇生のスキルが自分自身にも発動し蘇生する。主人公は自分を裏切った人間界に対して復讐のため、古の魔王軍を復活させて人間と敵対するという話。ストーリーは人類への復讐なんだけど、絵がほのぼの系で暗さはない。復讐は序盤で自分を裏切ったパーティーメンバーを殲滅させているが、積極的に復讐に出るわけではなく、人間が手を出してくるのを撃退しているだけ。その後他の魔王との争いになるが、どの魔王も戦力がショボイ。主人公が蘇生させた大魔王の軍勢も戦力はショボくて幹部数名と魔王のみ。この人員だと分隊レベルで、人類に対しての脅威とは言えないのではないか。仲間のフェイリスの能力も意味不明。自分が受けた攻撃のダメージをそのまま相手にも与えるというもので、確かに初見殺しではあるが、その能力をどうやって知った?さらに序盤でネクロマンサーを蘇生させに行った時の墓守には、自分で喉を切ってダメージを墓守に与えて倒しているが、終盤では生け捕りにされて能力を封じられている。自傷でも相手に転嫁できるんじゃないの?話の切り替わりも唐突過ぎる。いきなりラスボス的な強敵が現れて一度は全員倒されるが、強大な力を持つ大魔王を瞬殺できる敵が、話の流れも何も無視していきなり出てきても???としかならない。
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