ダブルドッグバディ【コミックス版】
」のレビュー

ダブルドッグバディ【コミックス版】

柳瀬せの

いやもう最高にワンちゃん

ネタバレ
2025年6月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ ラルガという、人と似た見た目でも異なる生物種で、性格はどちらかというと狼寄りなのかな。
何度か作中でも言及されるけど、セトとザジはあくまでも獣人とかじゃなくてラルガなんだよね。

闘犬として育ってきて外のこと何も知らない、実力主義の中で生きてきた野良犬ちゃん過ぎて、最初は本能のままに、でもユアンが面白いからだけで付いて来て、でも世間知らずながらの悪巧みみたいなのもあって、あまりにも奔放で可愛い。
それが段々と、本能のままに、だったのが、人との社会性を覚えていくというのか、野良犬が家庭の温かさを知って飼い犬になっていくようにというのか、段々とユアンに打ち解けて行くさまがギャン可愛い。
子供みたいな悪戯顔したり、ワンちゃんみたいなニパーッ!とした笑い方したり、かと思えば悪い男みたいな企み顔したり、心情と共に変わる表情の変化に胸鷲掴みで心筋梗塞起こしそう。

ストーリーの中でも、ユアンの生い立ち故の葛藤だったり、セトとザジの本能と実力だけで生きてきた中から人の心を学ぶ変遷とか、心情描写がキュンキュンする。
2巻という短さの中だけど、しっかりとみんなの気持ちの変化が描かれていてめっちゃ良い。

もし買うのを躊躇ってる人がいるなら、まずは1巻買って読んで欲しい。絶対2巻も買うから。

えっちな部分としては、3p要素をこれでもかと詰め込んでて、いっそ感動する。
むしろこんなストーリーしっかりしてて、どこにそんな性描写ぶち込めるんだ?と思ってたが、むしろ性描写もラルガ(犬)のマウンティングという本能と紐付けられて、それが段々と本能的な行動からユアンとの繋がりになっていくところは幸せ過ぎて頭抱えるレベル。
ちなみに、そこまで読もうと思うと2巻必須なので、もうみんな一気に2巻まで買ってくれ頼む。

3pだけど、片方が受けとだけで2pみたいなのないし、セトとザジが喧嘩別れするシーンとかもないので、ずっと2匹と1人の織り成すイチャイチャを安心して楽しめる。
(セトとザジの葛藤シーンはあるけど、ユアンが大人として飼い主として2匹を導いてくれるので大丈夫)

あとリードとハーネスはズルい。えっっっっちが過ぎる。
たまに出てくる、ジャケット脱いで中のぴっちり黒シャツとか、完全に作者様の癖が出てると思う大感謝。

続編決定とのことなので、続き全裸待機してお待ちしておりますありがとうございます!!
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!