真・女性に風俗って必要ですか？～女性用風俗店の裏方やったら人生いろいろ変わった件～
ヤチナツ
このレビューはネタバレを含みます▼
なんで女風俗はセラピストって言うんだろ？やることは本番なしのエッチだよね？男風俗と一緒なのに…と思ってましたが、なるほどこれはセラピストだなぁと実感しました。今まで女風なんて、モテると勘違いした男が高い金取ってあわよくば本番狙って助平心剥き出しで来るだけなんじゃないの？しかも終わった後で聞いてもいないのに説教してくるとかしょうもない武勇伝ひけらかすとかさ〜！などなど偏見マシマシでもありました。そんな先入観の吹っ飛ぶ真面目な女風店のお話です。現実にはこんな優良店まずないんだろうなぁ、いや現実にもあるのかな？未知の世界なのでわからないですが…。セラピたちはどこまでもプロ意識高く、研修制度は充実していて、心構えさえできてない男はセラピにすらなれず脱落してゆき、ようやくデビューしても全く指名は入らず、初っ端から自力で営業かけるしかない。厳しい世界です。そこを乗り越えてNo.1になって他店にまで名を轟かすようになっても、時々闇落ちして仕事に穴を開ける。主人公あかりんがハマってしまったセラピの言葉、「自分たちの仕事は対処療法」がすごくしっくりきます。元気と自信を取り戻して先に進んで行けばいい、それが真っ当なセラピストの思いなんですね。すごくすごく面白かったです。100回聞いた女性経営者の話を5時間ウンウンと聞く仕事、あかりんの彼氏には無理だろう…笑。
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