身は泥中の蓮華~恋に堕ちた小説家は、筆を執る~【合冊版】
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身は泥中の蓮華~恋に堕ちた小説家は、筆を執る~【合冊版】

岡丸こうし/水無月美樹

仕事関係の既婚男性とセフ〇になれる主人公

ネタバレ
2025年6月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 恋愛小説家として「10代向けに売れている」ということは文章力や社会人に共感されるリアリティとかはあまり無い感じで、詠美のように嫉妬と嫌味剥き出しの批判はともかく「ミステリー作家志望だったのにミステリーを一切書かず、売れるからという理由で子供向けの現実味のない恋愛小説」を30歳近くになっても書いている主人公の言い訳にも感じました。
主人公がしているのは恋愛どころか仕事で知り合った既婚男性に手を出すことばかりで、ホテルでワンナイトして初対面のイケメンがいたら体の関係のことばかり妄想。
彼女がいつまでたっても独身で子供の話や夫の話題で盛り上がる友人グループでちやほや小説家ともてはやされないことに不満を抱いているのも性格悪いなと思いましたし、なんとなくですが友人グループの「恋愛小説家先生なのに結婚に結びつく恋愛もろくにできないんだね…」って感じの冷ややかなものを感じました。
それに主人公も友人がほぼ既婚者で夫がいるのに、既婚男性に手を出し続けて「私はわきまえて奥さんを傷つけないようにしてる」とかやってるけれど、バレたら絶対に絶縁されると思います。
だって主人公、友人の旦那さんに手出しそうじゃないですか^^;
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