氷砂糖とワンルーム ある日年下男子に拾われた【単話】
加藤朱々
実家どころか常連さんの下宿に転がりこむ…
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
主人公は精神疾患まではいっていなかったとしても、明らかに病院の受診を必要としているレベルだと思います…。
明らかにストレスをためやすくニコニコ笑顔が演技100%で「愛想が良い振りをしているが、実際は流されて意志が弱いだけ」なのに接客業を無理に続けたり、婚約者に浮気されて口元だけニコニコ笑顔で号泣したり、読んでいて怖かったし心底気持ち悪かったです。
それでいて実家の母に苦手意識があるからと、働いていた食堂の常連というだけの他人の下宿(しかも男性で大学生)に転がり込み、経済的に負担をかけてニートして就活も全然進まない。
婚約解消したのに母親に報告もできず、姉も離婚しているようなのでどうも姉妹揃って…というか母親も含めてちょっと変わっているんだと思います。
主人公は自分が被害者で頑張っているのに報われないみたいな態度をとっていますが、22歳になって頼れる友達が一人もいないっていうのは、人格の致命的な欠点があって友人に過去に嫌われたっぽいのでちょっと…その、発達障〇とかがあるんじゃないかと感じました。
不器用で本当に周りの人を思いやる優しい人なら、年下の大学生の下宿に転がりこんで衣食住をお世話されることをOKしませんし、それこそ体を売ってでもお金を稼いで自活する道を選ぶと思います。
主人公、正常な判断能力が浮気で壊れてしまったのなら親に怒られてでも生活を立て直すべきですよね…。
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