ながたんと青と-いちかの料理帖-
」のレビュー

ながたんと青と-いちかの料理帖-

磯谷友紀

これから先どうするんだろう…

ネタバレ
2025年6月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「この子を養子にするのはどう?」じゃなくて「料理人として文句の出ない男の子の養子連れて来てあげたわ!」って連れてくる伯母が猛毒すぎて、姉妹の母が「義姉さんずっと来なきゃいいのに」と仏前で内心毒づいていたのに納得。
嫁いできてから何十年、夫の死後も「伝統ある料亭の長子だから、弟夫婦じゃなく長子の自分が責任を持つ」って経営に口挟んでくるし実権も握り続けているわけで…。
そこまで養子だの女ばかりだのとぐちぐちねちねち言うんなら、自分が男の子産んで姪と結婚させて婿入りさせればよかったでしょう。
でも自分も多分女の子しか産めなくて、男の料理人がいないのも自分の責任だってあっただろうに…泥船と言われて次々辞めてしまう料理人や客離れも「伝統が、伝統が」「そんなことしたらどうなる!」と反対ばかり。

当時の医療だと主人公が三十代半ばで子供を産むのが厳しかったといえ、養子といっても血縁殆ど無いような戦災孤児の男の子を無理やり連れてきて、養子だって生まれてくるだろう主人公と夫の実子だって、皆が悲しい想いをしそうなことをなんでしたんだろう。
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