どちらにも共感してしまう

ネタバレ

2025年7月11日

このレビューはネタバレを含みます▼ 恋愛に期待と憧れを持っているゲイの受けと考えすぎるが故か言葉に出さない元ノンケの攻めのお話でした。ちょっとしたすれ違いからどんどん本音が出なくなる関係がリアルに感じました。これはカップルだけでなく、友人や家族関係にもいえることだなと思いました。期待してないふりしつつも何かを求めてしまうのも一緒にいるからこそ言葉にしないのもどちらも面倒くさい思考だと感じつつ、共感してしまいます。自分もまわりに対してそんな態度になっていないか、改めて考えるきっかけになりました。
2人の弱みを含めた人物描写が本当に丁寧でした。すれ違いから結ばれるまでブレることなく進んでいって良かったです。特に最後の展開はドラマチックで心から幸せになってね…！と思えました笑。丁寧にお互いの気持ちを表現している素敵な作品でした。

違反を報告する

いいねしたユーザ1人

miko さん

(－/－) 総レビュー数：98件

レビューをシェアしよう！