アオハル・ワンスモア【単行本版】
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アオハル・ワンスモア【単行本版】

宮田トヲル

大人のアオハル

ネタバレ
2025年7月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 隼人と律、2人の関係がとても繊細で、壊れそうなのに強くて好きって言えないまま過ぎた時間や、今の関係が壊れるのが怖くて一歩踏み出せない気持ちがすごく伝わってきました。 律の静かな表情の裏にある想いも、隼人のどうしようもない拗らせっぷりも、本当にリアルで、愛しくてたまりませんでした。 あんなに想い合っているのに、どうして「好き」のひと言が言えないの…!って何度も思うのに、それでも最後には「ああ、これが恋なんだな」って納得してしまうんです。 すれ違っても、時を越えてまためぐり会って、少しずつ距離を縮めていく2人の姿に、ただの“再会愛”ではなくて、“大人のアオハル”という新しいときめきと意味を感じました。
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