どろろ(カラー版)
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どろろ(カラー版)

手塚治虫

やっぱり名作です

ネタバレ
2025年7月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 子どもの頃に愛読していた手塚作品の一つ。今回読み返してみて、懐かしくて仕方なかった。息子の眞さんが妖怪モノばかり読んでいるので、手塚先生が水木しげる先生に対抗して書いた作品だと言われている。小説家の大沢在昌は、手塚作品の中では一番好きな作品に挙げている。実父の欲望から魔神に身体の四十八カ所を奪われて生まれた少年百鬼丸が、妖怪を倒すことで身体の欠損を取り戻す旅をするお話。旅の途中で盗賊のどろろと出会い(最初はどろろが百鬼丸の刀を捕ろうと付き纏うのだが)やがて仲間となり、旅を続けていく。村人を助けたりするが、その異形ゆえに裏切られたり、追放されたりもする。戦国時代の加賀の国が舞台になっている。
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