空っぽ聖女として捨てられたはずが、嫁ぎ先の皇帝陛下に溺愛されています
小山るんち/琴子
このレビューはネタバレを含みます▼
前世大聖女だった(そもそも大聖女と聖女の違いがさっぱり分からない)主人公が、過去に自分に懐いていた現在の皇帝が自分のことを好きだったと聞かされるのですが、そこでバレないようにしようと決めます。なのにわざとなんじゃないかと思うほど、前世を匂わせてきます。発言に説得力がないです。
主人公だけなら主人公が好きになれないくらいで済むのですが、前世で主人公と関わりがあり告白までしていた男性もものすごく匂わせをしてきます。主人公の前世に気づいているという匂わせが、もはや臭いレベルであります。それに気付かない主人公に「いや、気づくだろ!」と突っ込むまでがワンセットです。
キャラクターに魅力を感じない。なら話は?
残念ながら面白いとは言い難いです。とにかくテンプレというか、主人公が周りのために頑張ってますよアピールがキツイ。主人公に好感が持てるならいいのですが、前述した通りです。発言に説得力のない主人公に好感など抱くはずもありません。
漫画自体も読みにくく、設定も分かりにくい。総じて読みにくかったです。
匂わせを気にしない、テンプレが好きな方は読んでいて楽しいかと思います。
いいね