このレビューはネタバレを含みます▼
タイトルだけでは、内容が想像出来なかったのでドキドキしながら読みました。
「金色の賢者」と「白銀の姫」が「黒い悪魔」と呼ばれる災厄から民を守ったという伝説のある二つの国の王とヒロインである王女は信仰の対象とされていて、婚約しているのだけど、ある日突然、ヒーローの皇帝に自国を滅ぼされ、攫われて王妃にされてしまった。
ヒロインにとって突然現われたヒーローは「黒い悪魔」の様に見えるのですが、徐々にヒーローに惹かれていく過程がとても丁寧に描かれていて、良かったです。
心情や情景の描写が素晴らしく、読み出してすぐに引き込まれてしまいました。
先の読める展開ではありますが、ストーリーが面白く、戦闘のシーンは緊迫感があり、ヒーローとのやりとりは甘さもたっぷりとあり、読み応えのある作品だと思います。
登場人物それぞれ魅力的なキャラクターで楽しめました。
私はレオン様がツボで包容力と台詞の甘さに悶絶。
「子種」とか死ぬかと思った。
イラストも綺麗でお話に合っていて良かったです。
読み終わってしまったのが惜しいくらい、堪能出来ました。
こちらは私もぜひ、オススメしたいと思います。
初めて読んだ作家さんですが、他の作品も読んでみたいです。