フールナイト
」のレビュー

フールナイト

安田佳澄

想像をかきたてられる作品

ネタバレ
2025年7月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 遠い未来、太陽が雲で覆われて光がなくなり植物は育たず酸素がなくなる。研究者たちは人間の体に種を埋め込んで人間の身体の養分に植物を育成することに成功する。
なかなかぶっとんだ設定。私にはハマった。植物が好きなせいかもしれない。自分に埋め込むとしたらなんの種にしてもらおうかなぁとか想像してしまう。身体がだんだん植物になっていくってどんな感覚なのか想像してしまう。

ストーリーもすごく面白い。
貧富の差がかなり出てしまい、実際日本は国としてもう終わっている。
でも人々はやっぱりそれぞれ自分の仕事を精一杯している。お金目当てに転花するにしても、完全に植物するまでの間どう過ごすか悩みに悩む。

人類はこの先どうなっていくのか、主人公のトーシローはどう生きていくのか。気になりすぎる。最近異常気象だからこういう漫画って人ごととは思えないのは私だけ?こんなぶっとんだ展開にはならないだろうけど、終焉に向かっていく雰囲気は味わえるよねー
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