僕の番は猫紳士
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僕の番は猫紳士

アサナエアラタ

猫紳士様のスパダリぶりを堪能してください

ネタバレ
2025年7月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 獣人もののオメガバースです。獣人の外交官アレックスとその奉公人の冬獅郎のお話です。アレックスが紳士でカッコいいスパダリぶりがすごく良かったです。アレックスの奉公人となる冬獅郎の設定が、芸者の連れ子の上にΩ性で…疎まれて慰めものにされていたというのが、後の幸せを否が応でも印象づけるためなのでしょうけど…典型的過ぎてちょっとだけイヤだったかな。ある日主人に連れられて獣人の外交官アレックスのお屋敷に出向いた冬獅郎。一人の人間として扱われ、暖かい部屋、寝床、食事は、冬獅郎にとって初めての穏やかで優しい生活でした。アレックスに優しくされる度に戸惑い、感極まって涙するところはジーンとくるいいところなのですが…それが初めて与えられたものというのが切ないですね…。冬獅郎がアレックスの優しさに包まれて、それまで負った傷が少しづつ癒されていくのが良かったです。
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