ホーリーランド
」のレビュー

ホーリーランド

森恒二

久しぶりに一気読みしました

ネタバレ
2025年7月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作品は、十数年前にマンガ喫茶で全巻読破した記憶がありますが、最初の方しか覚えていなかったので、クーポンで割引で購入できたので、全巻購入して再び読破しました(所要3日ほど)。不良少年(?)達の集合体と彼らのいる空間を「街」という一言で表現する独特な言い回しで世界観を作っている、ちょっと異質な作品です(昔も今も思います。絵柄も独特ですが)。森先生の他の作品も愛読してますが、初期のこの作品で既に「森ワールド」の片鱗が見られます。主人公の少年の心の葛藤と格闘スキルの成長していく様、及びそれらに対する森先生のコメントが小気味よく、はまる人はぐいぐい引き込まれることでしょう。臆病で孤独だった主人公がコンプレックスから独学で学んだワン・ツーから始まり、格闘を通して心を通わす友人が少しずつ増えていき、明るくなっていく。だんだんハッピーな方向に進んでいく、そんなストーリーが気に入っています。しばらくしたらまた思い出したよう読み返したくなる。そんな作品です。
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