α王の運命~王妃候補の護衛のはずが王の番になりました~
上原有紗/カヅキハルカ(エブリスタ)
このレビューはネタバレを含みます▼
うーん…原作と全く違うね〜。
で、原作の方が好きだなぁ。
原作はまだ見ぬ運命の番を探し求める王の話がわかりやすく書いてあった。で、協力者の元、めでたく月夜の出会いを果たすという、わかりやすいラブものだったんだけどな〜。
コミックス版は改変しすぎてしまい、結局何の話なんだか分からなくなってしまっていた。
王との出会いがまず、曖昧。初見もハテナ?(ロマンチックな月夜の出会いシーンがそもそもなかったし)だし、後宮に入る経緯もハテナ?だし、本当によく分からない話になってしまったように思いました。
原作ではサラッと流されていた騎士学校時代の襲われかけるエピソードが、ネロの存在あいまって重きを置かれていた印象。親兄弟からΩである事を隠されていた経緯も曖昧で謎。エヴァンのキャラデザも、ちょっと違った。騎士でゴツゴツした男らしいキャラだからこそ…の
ギャップを期待していたのに、最初は髪の毛の長い女子っぽいキャラで、それも違った。
原作を変えるなとは言いませんが、変えるのであれば、尚更、強い強い説得力を持ってもらえたら良かったな。
これでは何のための、原作ありきだったのか、意味不明でもったいない。
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