宇都宮さんの救済策…の、ような？

ネタバレ

2025年8月6日

このレビューはネタバレを含みます▼ 第7巻。菊乃井の両親どころかきな臭い動きを見せる男爵、そして久々の姫君様のお戻り。
兄弟達は成長しますが、宇都宮さんは相変わらず失敗の連続と主人のレグルスパパに対する不信感。

他の方にも初登場事の宇都宮さんの態度に否定的な意見があったので、7巻は彼女への救済回を作る為10年後の菊乃井兄弟を登場させたのかなと…

予知夢？で鳳蝶君の見たレグルスくんの悲惨な姿どころかお互いブラコン全開っぷり。お互いが相手の良い所を延々と語るシーンは正に「てぇてぇ」です。

成長したレグルスくんを見て二人の兄弟と、実際に目撃した兄弟達の父の毒親っぷりにようやく疑問に思い、それとなくエリーゼ先輩に相談。

エリーゼさん、良い事言います。「あちらの奥様は旦那様を随分立てたのね」と。意味を探ろうとする宇都宮さんに「それ以上は言わぬが花」とあしらいます。菊乃井家に連れられた当初、あんなに上から目線だったのは「菊乃井家には敵しかいないからお前が守れ」的な事を言われ続けられたので仕方なかったのかな、と。多分転生者だけど年若く、メイド教育どころか帝国認定英雄すら知らなかったので読者から反感を抱かれた不憫なキャラのお一人だったのでは？

今巻は成長して麗しくなった鳳蝶君と、カッコよくなって益々兄上大好きっ子になったレグルスくん、宇都宮さんの誓いがメインです。

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花鳥風月さん

(女性/50代) 総レビュー数：40件

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