天才過ぎるゆえに常識がないヒーロー

ネタバレ

2025年8月6日

このレビューはネタバレを含みます▼ 生まれた時から天才過ぎて、魔法以外の事は常識が全くないヒーロー。それはヒロインとの婚約者として初対面でも遺憾なく発揮されて使用人に注意される程。
目出度く婚約しヒロインはヒーローへの恋心と憧れで必死に凡庸だった魔法を覚え使えるようになっていく。天才だからと周りから称賛だけされて対等であろうとして必死に追いかけてくるヒロインだけが特別になっていく。しかしヒロインが魔法学園に入学してからは、ヒロインにとっては辛い日々の始まりで。ヒーローは学園長の言葉を信じてヒロインと距離を置き１生徒としてしか接する事が出来なくて。ヒーローの本心を知らないヒロイン始め周りは誤解し、ヒーローの初めての恋人女性も諦めてなくて。ヒロインにダメージを与えたりする。ヒロインが傷ついて俯く度に自分が間違えた事を悟るヒーローはどうフォローしていいか分からなくて。
だからヒロインの卒業式でもう婚約者としてヒロインを溺愛出来ると嬉しくてたまらないヒーロー。しかし、ドレスの色の意味を知らなかった常識のないヒーローのせいでやはり辛い想いをするヒロイン。
いつも違って甘いヒーローに困惑するヒロインだけど、ヒーローとの婚約解消をしようと計画していて。
もうヒーローを諦めようとヒロインはヒーローに魔法をかけて時間を稼ぎ、婚約破棄を告げ逃げようとするも失敗してしまう。ヒロインの婚約破棄の言葉に魔力を暴走させたヒーローが怖くてたまらないヒロイン。ヒーローはヒロインの手の花にさえ嫉妬する程実はヒロインをヤンデレに溺愛していて。そして恐怖からついに本音を出したヒロインを囲い込み2人きりになろうとするヒーローを引き留める恋敵女性。それを冷たく突き放すヒーロー。凍らせるよと脅迫。ヒーローの拗らせた恋心に完敗の恋敵女性。ヒーローの失敗はヒーローの人気を利用しようとしていた学園長の言葉を信じた事で、さらに友人認定していた恋敵女性の言葉を信じた事で。そのせいでヒロインを傷つけてばかりで、いつヒロインに捨てられるかと不安におびえていたヒーロー。だから婚約者として堂々と溺愛出来るようになったヒロインの卒業が嬉しくて。その後もヒロインはヒーローが不安になる度に溢れる愛を伝え安心させる。ヒーローの言葉はいつも不穏でヤンデレである。

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てけってさん

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