無能と蔑まれた令嬢は婚約破棄され、辺境の聖女と呼ばれる~傲慢な婚約者を捨て、護衛騎士と幸せになります~
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無能と蔑まれた令嬢は婚約破棄され、辺境の聖女と呼ばれる~傲慢な婚約者を捨て、護衛騎士と幸せになります~

葵すみれ/祀花よう子

身分違いの恋かと思いきや

ネタバレ
2025年8月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 令嬢と護衛騎士としての二人。想いが通じ合うも言葉にする事は許されず。
亡き母親の忠告の言葉を忘れて祖父の用意した婚約者候補達の中から顔がいいだけのクズを選んでしまう。
さらには父親には魔力を封じる耳飾りを贈られて身につけるようになり貴族としては魔力が少ないと判定されてしまいダメ令嬢のレッテルを貼れる。婚約者も年々と傲慢になりクズさが増していき家族からは疎外され、婚約者には傲慢に扱われその家族達には見下され、婚約してから8年苦しい日々を送ってきたヒロイン。自尊心も底辺まで削られていて。ヒーローがヒロインに想いを寄せていると悟った婚約者は平民ヒーローが出来ない贅沢な数々をヒロインを連れ回しマウントを取る。必死にヒロインを守ろうとするヒーローだが、ヒロインが自分はクズ男の婚約者だからとヒーローを突き放した事で心が折れたヒーローは辺境の地でいつかヒロインが来るまでには魔物を出来るだけ減らし命を散らそうと考えていて。そんな死にゆくヒーローを必死にヒロインは止めて想いを告げようとするがヒーローに言ってはならないと突き放されて涙にくれる。そしてパーティーで辺境をバカにし辺境の民が死のうと関係ない、挙句にはヒーローの死を望むような発言をした婚約者に心底軽蔑したヒロインは婚約者に淡々と言い返し激高した婚約者から婚約破棄を告げられて喜ぶヒロインは喜んで婚約破棄を受け入れる。そして耳飾りが外れた事で魔法力が戻り聖霊達と交流出来る事を思い出し耳飾りを贈った父親に詰め寄る。そこで危険な辺境の跡継ぎとしてではなくて辺境伯夫人としてなら安全だろうと考えてヒロインの魔力を抑えたとの事。ヒロインは父親に婚約破棄の話をし断固としてやり直す気はない。その上辺境に向かうと宣言。そして信頼する侍女と共に辺境へ向かいヒーローと再会する。そしてヒロイン祖父はヒロインから今までの婚約者の仕打ちを聞き激怒。辺境の跡継ぎはヒロインにすると決める。辺境での戦いで聖なる偉大な力を発揮したヒロインは辺境の聖女と呼ばれる。戦いの手柄があるヒーローとの結婚も認められる。下巻では二人の結婚を王族を騙し邪魔してくる元婚約者と妹の策略で二人が兄妹である噂が出たりヒロインへの求婚者か溢れたりと問題だらけ。しかし悪役達の用意した場を逆に利用して兄妹ではないと証明しようと決意する二人。ヒロイン祖父も協力し意外なヒーローの生い立ちが明かに。
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