愛を教えてくれる作品

ネタバレ

2025年8月9日

このレビューはネタバレを含みます▼ 漫画３巻+小冊子まで全て読ませて頂きました。最初は絵の綺麗さで購入を決めました。とにかく綺麗で、体の艶や眉毛の毛流れまで繊細に描かれています。
ですが絵だけではありません。心情の描写がとても繊細ですし、お互いのバックグラウンドも小さなコマから伝わってくるのがすごいです。ただのラブラブイチャイチャみたいなBLじゃないんです。読めば読むほど引き込まれて、最終的には泣いているでしょう…。

有能でないと、αでないと、愛されない、価値がない、畜生以下のクソ野郎だとそう思い必死に必死に生きてきた受け。過去や境遇が辛すぎてかなり心は痛みました。それを攻めからの愛や言葉ではすぐに払拭できないのもまたリアルですごく感情移入してしまいました。
最初の私は攻めの重いところが好きなので、受けの方ももっともっと依存して欲しい〜とか考えながら読んでましたが、浅はかでした。ただただ自分の好きを押し付けることが愛じゃないのだと教えてくれました。二人手を取って一緒に歩み、成長していく姿が、素敵でした。最後は文句なしの幸せ展開…。BLでこんなに泣いたのは初めてかもしれない。そのくらい2人に幸せになって欲しいと思えました、、！本当におすすめしたい作品です。特に夜明けの腐女子腐男子にはもってこいの作品。ぜひ見てほしいです。

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さりさん

(女性/40代) 総レビュー数：0件

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