と或る主従の恋のはなし【電子限定おまけ付き】
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と或る主従の恋のはなし【電子限定おまけ付き】

有木映子

思ったより穏やかなお話

ネタバレ
2025年8月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分と両思いだと思っていた従者のユノが妹と駆け落ちをして再会まで5年。真咲は子供に亡き妹の姿を重ねて優しく接していました。ユノに抱いていた感情も好きな人に再会できた嬉しさの方が勝ってしまったのかなと思いました。
妹とユノと息子の若菜の本当の関係を知った時に支えてくれてすごく頼もしかったです。
真咲の今の秘書が初対面は嫌な感じでしたが、後々人間性を知ると「あの時はこういう気持ちだったのかな」など登場人物の心情を想像するところがいくつかあってそれも楽しかったです。
ただ、読む人によっては「あれなんだったの?」となりそうです。
子供の父親が誰なのかはヒントもなかったので、そこは知りたかったですけどね
ユノは真咲にかなり執着していて、気持ちを受け入れてもらえたことで拍車がかかったような気もしました。真咲はユノに執着されるのは嬉しそうです。
2巻ではしっかりそんな2人に波風を立てまくる人が現れました。
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