このレビューはネタバレを含みます▼
ポッと出のオメガのこと!!! 圧倒的光属性だけど、ギラギラ陽キャでもない、清く正しいツン受け。ちょっと上から目線なのに箱入りピュア仕様なため、わりと皆から愛されている。とても可愛いキャラです。そして、攻めはそんな受けをありのまま愛している。1ミリも顔に出ないオモシレー男(笑)だけど。笑い的にもホッコリ的にも、ずっとニッコリしっぱなしの内容でした。新刊で買ってたのに、今さら読んでごめんなさいでした。絶対間違いない。面白いなのよ。笑い面でもそうだけど、オメガバースってだいたいどろどろして辛気くさいテーマなのに、そういう粘着質なとこ全部スルーしてくれて、設定的にも本当にありがたかった。オメガバース苦手な人にも安心して薦められます。ただ、今回はルックスが特に私の性癖とはかすらなかった。なんなら、後半に出てきたムキムキいかちいオメガたちが大大大ストライクゾーンでした。健康美のオメガ良い。今までが私のヘキに刺さる系のルックスや設定すぎたから、さに先生もついにオメガバースやらマジョリティ受けする受けに矯正さ……チャレンジされてるんかな、とビビってしまって実はなかなか読めなかった。だって、大好きな作家様がマジョリティ迎合して作風変更なんてツラい! ツラすぎる! そんなん心の準備無しに読めるかい、と思っていました。最後にいかちいオメガ出てきたから、俺たちのさに先生の根っこは変わってなかった! 自分を曲げて大衆受けするものを無理やり描かされてたわけじゃなかった、と少し安堵しました。今回も作家さん買いして間違いなかった。さに先生は最高です。初期からここまでずっと作家様買いしてきて、一度もがっかりしたことないの、本当に素晴らしいなって思います。もうずっとさに先生を愛します。ところで、内容的に攻めの家庭についての重めのバックグラウンドががっつり出てきたし、最後に新キャラ出てきたから、これは続編匂わせのフラグ! そうですね? 続きでいかちいオメガたちのアレコレも見られると思うと、俄然テンション上がります。続き楽しみです!!!