このレビューはネタバレを含みます▼
代々服飾業を営む家に生まれ現在は副社長のヒロイン。厳格で古風な父の経営戦略に頭を悩ませつつももがく彼女には同業の生まれの幼なじみがいる。彼とは家がライバルという関係もあり険悪だが、端々から親しみを感じ…という話。もーーー!!!!父親(怒)(怒)(怒)!!!!読んでいてずっとヒロインの立場がもどかしく、ストレスの塊だったので、可哀想ヒロイン好きな私には刺さりまくりでした。ヒーローの助けが入るのが最後の最後なので、それまでずーーーっとストレスを抱えてることになりますね(苦笑)。父親同士の確執に子供が振り回される形でしたが、あのクソ父親、最後弱くなったところ見せても全然足りなかったです。それくらいあの父親は大事なものが見えてなかった。ヒーローもいっその事録音データを聴かせて差し上げたら良かったのに(笑)。あ、巻末にほんの少しですがヒーローsideがあります。飄々としたキャラかと思えば、執着とも言うべきヒロインへの愛にあふれててとてもキュンとしました。挿絵は大ベテランの篁先生ですが、確かに上手いんですけど少しラフ画っぽくてどうかなぁと思いました。