99回断罪されたループ令嬢ですが今世は「超絶愛されモード」ですって!?
」のレビュー

99回断罪されたループ令嬢ですが今世は「超絶愛されモード」ですって!?

甲斐ろはる/裕時悠示/ひだかなみ

面白いところもあるし、微妙なところもある

ネタバレ
2025年8月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 100回目の断罪前に、他人の心が分かるようになったり、魔法が強力になったり、周囲の呪いを解き敵を裁けたりと大まかなストーリーは面白いと思います。絵も好きです。
しかし、いくつかの気になる点が邪魔をして評価は2.3くらい。
まず、主人公があまりにも令嬢からかけ離れすぎてる。
王子が主人公を好きになる特別な要素で、99回の断罪が重くならず読みやすくなっている要素なのも分かるのですが、中世ヨーロッパみたいな異世界において断罪時の行動がポップすぎるし、何回窓から出入りするの?って感じだし、窓から出入りする時に靴を口に咥えてるのドン引きです。
次に、周囲の残された人たちが可哀想すぎる。
大体の作品だと、周囲の人が見限られる場合はそれなりの理由が用意してあるので受け入れられますが、皆の心の声聞いててその対応になるんだ…って感じです。99回も断罪されてかなり病んでるならまだ納得なんだけど、あんなにポップな感じだったのに?っていう差への違和感もあります。
さらに、表紙が毎回別の男キャラとのイラストなのも、逆ハーレムっぽいのかなと思ってしまい、続きの購入を迷います。
皆から好かれる主人公は嫌いじゃないけど、恋愛感情ばかりもたれていたり、異性との絡みしかなかったりすると、浅い人物に見える。そもそも死んだ体にはなっていても婚約者がいる訳だし…
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!