鬼の花嫁
」のレビュー

鬼の花嫁

富樫じゅん/クレハ

自分には色々合わなかった

ネタバレ
2025年8月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全体的にストーリーが浅く感じました。まずネーミングが肌に合いませんでした。柚子←なんか古めかしい、玲夜←平成のホストの源氏名のよう。すぐ呼び捨てにする→さん付けから呼び捨てで名前を呼ぶ特別感皆無。玲夜、高道、二人並ぶと見分けがつかない。玲夜、玲夜父、二人並ぶと見分けがつかない。このようにキャラクターデザインの詰めが甘いのかぱっと見見分けがつかないことが多々あり。さらに言えばドキッとするようなイケメンに見えない。どのページも似たような表情や角度ばかりでメリハリがない。玲夜が虐げられてきたヒロインを甘やかし、買い与え、守り…表情が似たり寄ったりだからなのか何にも刺さるものがありませんでした。1巻で、狐家が花嫁姿・花梨の家に援助してるってあったけど、なににお金使ってるの?父親無職なの?ニートなの?母さん娘にご飯支度させてたけど専業主婦だよね?朝から晩までなにしてんの?さらに狐家のところがダメだったら鬼家のところで援助してもらうって??そこはなんの援助??宗教なの?設定が浅いのか描写が足りないのか、私が感じ取れなかったのか、なんなのか。玲夜の元婚約者が祖父母の家に来るのも、なんで祖父母の家?婚約者って狙われやすいんじゃないの?一人で来たの?しかもあんな隠し撮りで初対面の人に、あんたは子を産むだけの存在で、相手は同性愛者だよって言ってきたってことでしょ?そんな品のない事する?柚子と玲夜と友達と祖父母以外はほとんど敵設定しんどかった。しかもだよ、こんなに邪魔する障害物があるのに柚子の顔も玲夜の顔も表情がほとんどおんなじだからなんにも刺さらないの。服のデザインももうちょっと頑張ってほしかった。祖父からプレゼントしてもらったブランド物のワンピース、妹・花梨が「かわいい」と広げているシーンはデザイン性がまったくないトーンが貼ってあるだけのワンピースに「どこが?」とたった20数ページ足らずで突っ込まざるを得なかったです。大学の入学式に仕立ててもらったという服も大学なのにリクルートスーツにしか見えんってなった。玲夜の「愛してる」は運命の花嫁だからなのか重さがなく、キスシーンも特別感もなく、いつ本当の意味で二人が心から結ばれるんだろうと期待しながら読みましたが突っ込みどころが満載で自分には合わないと気づき5巻なかばでリタイヤしました。
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