いつか優しい雨になる【新装版】
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いつか優しい雨になる【新装版】

白石さよ/ポリー/芦原モカ

信じてないじゃん

ネタバレ
2025年8月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 弟が主人公を信じるつもりになったのって、「兄が来て主人公とヨリを戻してないと言ったから、さらに秘書が黒幕で主人公に嘘を吹き込んでたことも兄から聞いたから」でしょ?それで兄に命令されてノコノコ帰って来たらたまたま押し花がハラリとして、「兄の言葉と押し花」のおかげで主人公を追いかけてくる気になった…ってだけじゃん。やたらラストに信じる信じる言ってるけどいや、こっちがお前を信用できないよって感じ。こんだけサカっといて、翌日兄がまた来て「実は主人公とヤッちゃいました〜!ドッキリ大成功!」とか言い出したらコロッと敬語に戻って「やっぱり自由にしてあげます!!」とかキレ散らかしながら離婚届でジグソーパズルすると思うよこいつ笑。前半の主人公もちょっとどうなのと思うことはあったけど、世間知らずで父親に洗脳されてたんだからまだ同情の余地はある。せめてラストがヤッて終わりとかじゃなく、結局離婚して児童福祉の仕事でキラキラ輝いて自立した生活してる主人公のところに、今度こそ嘘も隠し事もない弟が改めてプロポーズしにくる…みたいなのだったら納得行きました。こんなもん、「誰も悪くなかったのよ〜仲直りエッチしましょ⭐︎」で済ませていい話じゃないだろうと思ってしまう。
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