初見はきついんだけど中毒性がある

この作者さんの作品では、個人的にはこれが一番おすすめです。ほかの作品では寝取られ要素があったのでだいぶん好みが分かれるなと思ったんですが、こちらは純粋にストーリーを楽しめました。加虐性・暴力性がある（と思い込んでいる）攻めと、加虐性・暴力性が絶対だめな受けのお話。攻めが過去のトラウマを受けのおかげで乗り越えていく過程がすばらしくて、何度でも読み返したくなります。この手のクセが強い話って一般的に、「今後なんかしらあったら別れることになりそうだな…」とモヤッと要素が残ることが多い印象ですが、こちらはすべて解決されていて、この先何が合ってもこの二人はずっと支え合って生きていけるんだろうなと思える大団円で完結しています。続編はスピンオフのようなので、そちらでもチラッと姿見れるのかなと思うと楽しみです！
ただ、スピンオフは「チ●コ乾く暇ない」と宣言しているスイッチが主人公のようなのでまた好みが分かれそうでちょいこわいです。でも買っちゃうんだろうなぁ…。ほかにはない独特の世界観とストーリーを作れる作者さんがただただすごいです。