吸血鬼と愉快な仲間たち
」のレビュー

吸血鬼と愉快な仲間たち

木原音瀬

なかなか

ネタバレ
2025年8月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 中途半端な吸血鬼のアルがかわいい。
素直、片言な日本語がまたかわいい。
アキラと一緒に過ごすうちに、好きになって、気持ちがあふれていくところとか、アキラもアルを大事にしてるのに、アメリカに置き去りにしたところとか、もう、いろんな想いがまざってなんとも言えなかった。アルの成長や、所々で絡んでくる事件や。
とにかくアルが決行な頻度て流血沙汰になるのが痛々しかった。死なないし、傷はなおるけど、痛みがないわけではない。蝙蝠になってるときがかわいいけど、人間になるとき全裸だから、変態扱いされたり、それこそアキラとの情事だとアキラの職場の人に誤解されたり、切ないところと笑いありがバランスよく描かれていて、著者の作品の中では読みやすいと思います。
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