タカラのびいどろ[コミックス版]
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タカラのびいどろ[コミックス版]

鈴丸みんた

初のドラマ導入の作品

ネタバレ
2025年8月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 特にBL漫画は、ドラマにするとなんか原作とキャラのイメージが違うなぁとなりがちだったのですが。
ここまで原作に忠実で、原作が違和感なく読めたのは初めてでした。
むしろドラマが気になることが多いままに終わってしまったので、原作でそこの情報を知れたという感覚。

特に宝役の岩瀬さんは、もう宝そのまま!という感じ。
これは女性に騒がれるわ…という美しさと、クーデレの演技に、「宝、実在したわ…」と胸をギュッと掴まれました。
宝のしぐさや動きにも、原作をちゃんと読んだリスペクトが伝わってきました。

…とドラマの感想のようになりましたが、設定に触れると、まず、クーデレ攻というジャンルはあまり見ない感があったので新鮮でした。(受は多いけど)
山が好きでビー玉が好き、という子供っぽいギャップも○。
そして、受けのピュアっピュアで真っ直ぐで、都会に頑張って馴染もうとしている感もかわいい。
何とか宝に好きになってもらおうと、頑張って空回りして危ういところもたまらない。

この一見真反対だけど根は似ているところがある2人が、相互にクソデカ感情を抱いているのが最高でした。
また、ストーリーもさることながら、自分は主要キャラに性別を超えさせる魅力がある作品が刺さるので、その点でもドンピシャな作品でした。
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