このレビューはネタバレを含みます▼
ストーリーは練られているけど、絶妙に描写が足りなくて、よくわからないところがあります。主人公のそもそもの動機の深さや、チートの所以(前世や転生だからというより相当優秀であることの背景)、番を手に入れる目的、本人は中身が変わったから良いとして共犯の神官が本気で"いい人"設定に本人が落ち着いている違和感、ヒロインがどう考えても全員から愛されるタイプではないこと、……こういう小さな違和感は、読み手がご都合主義を察して補正する必要があります。
小説も読んでみましたが、その点は変わりませんでした。
あと、これは個人的好みですが、絵がどんどん変わって、輪郭がどんどん細く目が大きくなってきていて、キャラクターの魅力が無くなってきているのが残念。
特に騎士団長は、話が進むごとに、いい意味でも悪い意味でも魅力が出てくるはずなのに、どんどん減って残念でした。
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