君には届かない。
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君には届かない。

みか

いろんな「届かない」想い

ネタバレ
2025年9月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 9巻まで読了。あまりに展開がゆっくりで脱落しそうでしたが、ヤマトの過去が明らかになり、カケル、ヤマト、カケルの友達、ヤマトの妹と父と母…それぞれ届かない思いを抱えてるのがわかってから、一気に面白くなってきました。いろんなエピソードの背景や見せ方が上手く、カケルとヤマトのそれぞれの想いもとても丁寧に描かれてます。ただ、同じエピがヤマトとカケルの双方の視点で描かれるのは理解が深まる一方でペースが遅く感じたり、子供時代やヤマトの父のエピが所々で差し込まれ、伏線回収は見事ですが時系列的には少し分かりにくかったかも。
とりあえずカケルとヤマトがハピエンで安心しました。
キャラでは友人の保坂唯くんが私のイチオシ!長髪でカッコ良く飄々としながらタイミング良く現れ、言うべきことはズバッと言うファインプレーが多々あり。彼が居ないとカケルとヤマトが進展しなかった部分も。ヤマトの妹のミコトちゃんとの関係も気になるけど、とにかく保坂くんは重要なキーパーソンだと思うので、これからも活躍を期待するのと本編が終わったら続編や番外編でも保坂くんのストーリーが出たら嬉しいです。
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