毒を喰らわば皿まで【シーモア限定版】
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毒を喰らわば皿まで【シーモア限定版】

戸帳さわ/十河

面白い

ネタバレ
2025年9月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初はBL要素薄い…と思いながらも読むうちに悪役令嬢(?)ものとしての面白さに引き込まれました。
マラキアとリュトラには普通に幸せになっていただきたい…頼む…。
ジュリエッタの健気さも可愛くて堪りません。この子も幸せになってほしい。
サーカスでヨルガが堕ちるシーンはゾクゾクしました。昔は同じ女を取り合い憎んだ相手と身体を繋げて精神的にも堕とされるとは素晴らしいですね。
この二人はメリバでも良いなと思います。
アンドリムとマラキアの魔性っぽさがよいですが、アンドリムの中の人は乙女ゲーム好きなただの一般人(男…?)ですよね?どうなってんの?狡猾で賢い魔性の男だったのかな…と転生前の主人公のことが少し気になります(笑)。

強カンや獣カン、薬物中毒等ショッキングな場面もあるので苦手な人は注意です。
ゲームのヒロインであるナーシャとその妹のメリア(特にメリアが辿る悲劇)が可哀想に思えてきます。
そのきょうだいも可哀想。親が最低ですね。
この二人にも救済があれば良いですが、多分ないですよね…。まあ仕方がないか。

濡れ場は色っぽくて良いですがそこまでエロ!!とはなりませんでした。二人の関係性やシチュエーション、普段とのギャップでエロスを感じさせるようなものになってます。
読み始めはマラキアがこんなに応援したくなるキャラになるとは思ってませんでした。幸せになれ〜!
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